「地震と建築科学教育館」オリンピック公園に落成

北京市地震局と北京市計画展覧館が共同建設する「地震与建築科学教育館」が正式にオープンした。場所は北京オリンピック公園下沈広場。展示面積1400平方メートルの館内は、知識性と体験性を一体化させ、面白さの中に防災減災の知識と自分で身を守る為の基本技能が学習できるようになっている。

地震発生のバーチャル体験では、6級地震が去った後に再び一波地震が襲来するというシチュエーション。体験した人たちは、直ぐに机の下に隠れたが、更に揺れると数名は立っていられない状況の中で必死になって机の脚に捕まったりした。揺れが停まると全員で外に逃げる。こうした一連の行動を通し、地震が来たら、机の下や壁の角など空間に避難することを体験学習する。

4D映画室では立体眼鏡をかけ動く椅子に座わり、暴風雨と地震を体験。室内には強風が吹き荒れ、霧が立ち込め、リアルな環境が体現される。その他、合羽と長靴を履き、10級の大風と豪雨を体験する暴風雨体験室や、バーチャル火災、建築耐震測定などがある。

参観は無料。入場には身分証明書の提示が必要。開館時間は火曜日から日曜日、9時から17時。（16時で入場終了。月曜日定休）