2016年4月9日、北京にまた柳絮が舞う季節が到来。北京動物園では柳絮が舞う中、鼻を隠しながら歩く市民の姿がみられた。
北京の春の風物詩といえる柳絮。栁の木から出る綿毛が、まるで雪が舞うように美しい。しかし生活する市民にとってはなかなかの曲者。掃除をしようにもふわふわと飛んで始末出来ないし、気を抜いて歩いていると鼻が吸ってしまうことも。北京市園林局科学技術所の話によると、今年は例年に比べ気温が高く、その影響で柳絮が飛び始めるタイミングも一週間前後早いそう。基本的には4月15日前後から始まり、約一週間続き、4月下旬頃収まる。
去年は10万株の楊栁の雌株に注射し今年の柳絮の量を抑制。また今年2月にも引続き20万株に対し「絶育針」、「嫁接」等方法を施し、来年の柳絮の量に今から備えているという。しかしその昔、200万株もあった楊栁。抑制もそう簡単にはいかないようだ。