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中高級レストラン個室服務費一般化の動き

時間:2014-04-02 11:06:41

レストランで個室を使用した際、最低消費額が設定されていた習慣が見直された流れで、今多くの店が服務費と名を変えて個室料を徴収している現状にある。これは北京青年報の記者が最近北京都市部にある中高級飲食店を調査して発見した現状。しかしこの施策、多くの顧客が受け入れている様子。北京工商大学教授も、「最低消費の設置」と「服務費の徴収」という二つの性質は完全に異なる事情だと指摘。消費者の立場からすると、サービスを受け支払をするのは正当な行為であると説明している。

最近、中国共産党事務庁、国務院事務庁が発行した『関于履行節約反対食品浪費的意見』では、飲食企業は食事の前には適量を選ぶよう誘導する必要があり、食事の後は自主的に余った料理は持ち帰るようサポートしようとうたっている。これは最低消費額を設定するものではない。3月20日、中国割烹協会も『飲食行業履行節約反対食品浪費公約』を発布。

北京青年報の記者が北京にあるレストランを取材して分かったことは、元は個室に最低消費額を設定していた中高級レストランは、既にこれについて意見はなく、元は四つ星ホテル、五つ星ホテルにあったレストランや一部著名レストランが服務費を徴収していたのが、今や飲食業界全体にこの習慣が広まりつつあるという。記者が十件余りのレストランを調査したところ、個室はいずれも自由に座ってよく消費額の制限もなかったが、消費金額に10%から15%の服務費がついてくるケースが増えていた。

服務費と個室料の違いだが、中高級レストランの個室を使用して服務(サービス)費をとるのは主にコストがかかるという理由から。飲食業界の個室と一般フロアには大きくふたつの違いがある。一つはひとり当たりの使用面積が異なる点。もうひとつは一人当たりにかかる食事の時間。この視点から個室を使用するとフロアで食べるよコストがかかるのだ。

例えば15名入る個室を利用した場合、ただ単に食事するだけでなく音楽が流せたり、その他スペースが提供され、一人平均使用面積は1平米から2平米となる。これに対しフロアのテーブルには4人から6人が座れ、一人平均使用面積は0.5平米となる。現在、繁華街のレストラン借地料は5元から10元/日/平米という高値。計算すると、ひとりが食事するスペース借地料コストは二倍から四倍の計算になる。

また一方で、フロアで食事する場合、平均時間は短く、回数も昼食または夕食で一回か二回。個室で食事すると、家族連れやビジネス商談などで滞在する時間が長くなり、一定の時間帯で一卓の客しか接待出来ない状況になりやすい。

その他、個室には係員が多く、通常1名から2名がサービスを行うに対し、フロアだと1名で3、4卓の面倒をみている。こう考えると個室の服務費は然るべき料金となる。
 

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