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新型「臭わない公衆トイレ」普及

時間:2013-03-12 10:19:27

新型「臭わない公衆トイレ」普及

公衆トイレの環境指数を上げて欲しいと市民の要望が高まっている。これを受け、この度試験的に“香公厠”という異臭無し、蚊ハエが飛ばない、現代化トイレが、国貿橋東南角に登場。早くもCBD圏内で働くホワイトカラーに人気の様子。

このトイレ、一見普通のトイレと変わらないが、構造がハイテクを駆使した代物。自動で臭いを消臭するシステムが組み込まれており、且つ空気を浄化した後に良い匂いを放つ機能もついている。便器も洗わなくてもずっと清潔な状態を保つのだとか。入った途端に嫌な臭いを嗅がされることがないどころか、良い臭いに包まれる。ゆえに新型トイレの名称は「?香(香りが漂う)」。ここで用をたす人は一日一万人以上。とくに国貿の東南角は人通りが多く、清掃と異臭に対しては政府は頭を悩ましていたところ。かなり良い効果が望めると期待されている。

目下、北京には1.2万棟のトイレがあり、70%以上のトイレが異臭問題を抱えている。「香公厠」はどうやって臭いを消しているのか?技術提供した方正大欧瑞信公司技術者の話では、一種環境保護生物を採用した清掃剤を使用しているのだとか。化学品に代用しトイレの地面や隙間、角をクリーンに保つことが出来る。水を流す回数も減り一石二鳥。公衆トイレの香りには天然植物から取った樹液を採用、これを更にスプレー型で放出。便器にも生物分解技術を導入、臭いの発生源から根本的に除去する。これでトイレ内の蚊ハエの数を標準を越えないよう保てると同時に、農薬を使わない、毒薬で殺虫しないという二次汚染を出さない環境保護にもいい具合になる。

CBDのこのトイレ以外、朝陽区の北沙灘橋、海淀内の五箇所にこのトイレが設置されている。この先3ヶ月、試験的に運用される予定。目下、北京の公衆トイレは等級で一類、二類、達標、三類というい4ランクが設定されており、一類トイレが最高で、各トイレ、年間7.5万元かけて管理運営されている。その他にも年2万元をかけて掃除がなされている。香公厠は一類トイレに属し、毎年の運営コストは従来の予算から約2万元削減可能。試験が成功すると、更に多くの人が密集する場所に普及される。
 

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