PM2.5は5倍濃度　一部学校始業式は室内で

昨晩のPM2.5数値は最高で5倍近い濃度に達した。今日の日中も大気汚染レベルは重度の汚染。

昨日は正月十五。北京の上空は曇霾が停滞。北京市気象台が昨日午後16時10分霾黄色警報を発布。昨日夕方から夜間にかけて北京市は広い範囲で視界度は3000メートル未満となった。

春節三日間（除夜、初五、正月十五）は花火や爆竹が最も盛んに放たれ、行事ゆえに空気汚染は裂けられない。環境保護専門家も「緑色越年（環境に優しい年越しをしよう）」はあまり広く推進されず、春節の上述した三日間の大気汚染数値が基準越えする現象は、北京でも長期に解決出来ない問題と指摘。元宵節の空けた今日、小中学校の始業式となっているが、一部学校では始業式を室内で行うところも出ている。

昨日、北京市環境保護観測センターが発布した予想では、昨日夜間から今日の日中、北京市の空気拡散条件は良く転じる条件になく、汚染状態は継続。今日、都市六区のPM2.5濃度は240から260。東南部は更に高く250から270。北部は若干低く、それでも210から230。全体として大気汚染レベルは5級の重度汚染。『北京市空气重汚染染日応急方案(暫行)』に基づき、大気汚染予想の結果により北京市は等級毎の汚染応急措置を採ることになっている。これは健康保護措置、建議性汚染減少措置、強制性汚染排除措置などを含んでおり、特に重度汚染の日には、北京市の児童、老人、心臓病患者、肺患者は室内に居る様指導される。また小中学校でも校外運動を減らし、一般の人も室外作業時間を減らすことが求められる。

今朝になり北京の西から東にむけ小雪が降っている。一部地域では霙もみられ、雪は夕方まで続く見込み。広い範囲で積雪は1ミリから2ミリ、南部は少なく1ミリ前後となる見込み。雨雪が到来するが、この二日間の北京の気温はあまり下がらないもよう。今日日中の最高気温は昨夜より若干低い1度前後。明日都市部の最高気温は11度前後まで上がる見込み。今週は27日夜間の最低気温が0度以上になる以外その他時間の最低気温は氷点下。まだまだ朝晩の外出時は防寒に注意しましょう。