レンタサイクル　63箇所で運営開始

北京市東城区と朝陽区63箇所で政府主導自転車レンタルサービスが運営をスタート。2000台の公共自転車が初めて区を越えて利用可能となった。

北京市交通委員会運輸管理局汽車租賃所調査研究員の話では、公共自転車台数はは年内に2.5万台にまで増やされ、北京市レンタル自転車総数の記録を塗り替える計画。特に東城区と朝陽区の公共自転車台数は10月までに1万台になり、また西城区、豊台区、石景山区、通州区、大興区、亦庄区では年内に公共レンタル地点が建設され、1.5万台の自転車が投入される予定。

公共自転車レンタルを普及させるポイントは何よりレンタル費が安いこと。今後、統一規定の下、公共自転車レンタルは「無料＋低価格」を基本に、時間単位による料金設定となる。具体的には一時間以内は無料、その後1時間ごとに1元。一日の累計レンタル費は10元未満。なるほど非常にリーズナブルだ。

利用方法は、身分証明書コピーを準備し、東四社区、天壇社区、朝陽門地下鉄駅外など七つの指定箇所に向かい200元の誠信保障金を納める。現場で即時、預入機能がついた市政交通一カ通が発行され、実名によるレンタル機能が使えるようになる。レンタルの方法は、保証カード内に余額30元以上であることが条件で、一カ通を鎖柱に翳しカード読み込み。返却の際も専用駐輪場に入れカードを読み込ませるのみ。

この度批准を受けた63箇所は、地下鉄5号線、10号線以外、一部2号線に多く分布。その他、社区や胡同、利用客が多いバス停、高校大学付近、オフィスビル等。東四十条地下鉄を例にあげると西南出口に設置されており、三十台余りの赤白の自転車が駐輪されている。電子掲示板があり、周辺のその他レンタルポイントが案内されているので返却の参考になる。

基本的にレンタルポイントは3キロ以内にあり、運営時間は毎日6時から24時。自転車の返却は24時間可能。