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タクシー相乗り 北京では協商できれば合法

時間:2012-03-27 10:29:45

先日、北京市交通執法総隊関係責任者がインタビューで、タクシーの相乗りはラッシュアワーでタクシー運力が追いつかない問題を解決するには良い方式であり、北京では合法であると説明。実際、あるメディアがタクシー管理部門と一部タクシー会社に確認したところ、北京市におけるタクシー相乗りは十年以上前から許可されており、正式な運賃規定もある。市民の認識度が低いため、長年にわたり実行されていないだけのようだ。

■関係規定
上海や広東ではよく見られる相乗り。しかし合法ではない。しかしここ北京では、乗客の協商が得られれば規定支払い基準で支払いをすれば良く、完全に合法になる。ちなみに相乗りは北京では「合乗」と言い、他地方では「拼车」と言われ、概念が異なる。「合乗」は一般に特殊な情況下で、集散地またラッシュで、同じ場所から出発し第一番目の乗客が同意して乗込むことを指す。途中で乗りあうのは禁止で、合乗とは言わない。合乗支払い基準は、最初に乗る客が合法権利を有し、原則、第一番目の乗客が先に目的地に到着し、ガソリンチャージは乗客同士で分ける、となっている。

つまり、合乗は特定の状況下、乗客が自主的に提示するもので、第一番目の乗客が同意しない場合、第二番目の客は乗り込んではならない。

■支払い基準 同乗距離各60%が乗車賃
北京市では距離により60%が乗車賃となる。2名の乗客が北京駅から相乗り、西単と鳥の巣へ向かったとしよう。渋滞がなかったと想定、西単に到着した後、メーターは20元を表示、第一番目の乗客はその60%と、1元のガソリンチャージを加え、13元を支払う。その後、第二番目の乗客が鳥の巣に到着。メーターは40元を表示。この乗客は先ず第一番目の客と同乗した距離60%を支払う。これが12元。そして更に自分の乗車分の後半距離分20元(すなわち40元‐20元)と、ガソリンチャージ1元を加え、33元を支払う。タクシー側は全部で46元徴収することになり、通常より多く収益がでるわけだが、各乗客にとってみれば、実際に支払う金額は安くなる。

■運転手の見解 協商は事前に
相乗りについてタクシードライバーを取材したところ、だいたい同じ意見で、最も歓迎されるのは乗客が乗る前に「協商」してくれること。

タクシードライバー歴20年の凱さんの話では、相乗りは一般に、空港や駅で多く発生するという。相乗り規定は上述したように、第一番目の乗客の許可があってはじめて第二乗客の乗客は乗車を認められる。凱さんは、「乗客同士が乗り込む前に基本協商を済ませ、ドライバーが相乗りを施したり、仲介するような行為をとらせないで欲しい」という。

更に北京市にある数件のタクシー会社に問い合わせしたところ、そこでも多くの乗客が相乗り規定を知らず、相乗り要求の予約電話を受けたことはほとんどないと話す。

■領収書について 乗客全員分の領収書発行は不可能
タクシーの相乗り、異なる目的地に向かう場合、各乗客それぞれに目的地の領収書を発行するのは不可能。乗客は相乗りする前に、自分達で領収書について協商しておくことが必要。一名が必要なら、もう一名は諦めるしかない。

但しある特殊な例以外、つまり相乗りする2名の乗客の目的地が同じである場合、タクシーは最多同時に二枚まで領収書を発行できる。もし相乗り客が2名以上で目的地が同じとなる場合、それは誰かが諦めなくてはならない。
 

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