軌道S1線　年末に試験運行の計画

軌道S1線計画は今年12月に試験運行の予定。長安街西延長部分は今年着工、2015年12月に完成予定。CBD中国樽など14の金融機関本部は今年着工。これは、3月2日、市住建委、市発展開発が連合で発布した『北京市2012年重点建設項目計画』の一部。北京市は全部で200項目に及ぶ重点建設項目を立て、その総投資額は約10473億元となる。その内今年度分の計画投資額は約1787億元、全社会投資の四分の一以上の規模となっている。

■S1線計画　年内試験運行
　今年度の重点項目は交通項目42項目を含み、総投資額は3012億元。

　今年北京市が新着工する軌道交通建設は、S1線及び昌平線二期の2項目と確定。S1線は全長10.165キロで、石門営駅からリンゴ園駅まで、今年の年末までに基本的に完成させ、試験運転まで行うのが目標。計画では2013年3月に竣工開通となる。昌平線二期は全長10キロで、5つの駅が設けられ2014年2月に竣工。

　新着工高速道路は国道110号線二期工程の1項目のみ。昌平徳勝門口から出発し、南台子、西三岔、老銀庄などを経由し、延慶県城まで、24.9キロの高速道路で、完全封鎖エリア9.9キロの計画。総投資33億元、2013年12月に竣工。

　新着工建築工程は道路10本。西山トンネル、核心区東側路、安寧庄東路、長安街西延（石景山区古城大街から三石路）、西駅南路南延（豊台区麗澤路から三環路）、金中都南路（豊台区西三環路から京開高速）、京周公路　新線（豊台区大灰厂東路から杜家坎ロータリー）、運河核心区北環環トンネル（通州区運河核心区に位置）、運河核心区東関大道（新華大街から通燕高速）、雁栖湖示範区核心区環湖路一期工程（懐柔区雁栖生態示範区に位置）

■新着工　交通中枢3項目
　新しく建設されるリンゴ園交通中枢は2014年12月着工。豊沙鉄路石景山南駅、養馬場駅、養三駅の改造が含まれ、総距離14キロ。阜石路快速交通システム工程は、19の途中駅プラットフォーム工程及び阜成門始発駅改造工程、智能システム工程、外引電源システム工程、自動検査システム、安全門システム、駅区交通表示などが含まれ、2013年6月に竣工。

■14の金融本部　今年着工
　今年の重点工程には69項目の現代産業項目も含まれている。総投資5521億元。新首鋼高端産業総合サービス区核心区項目、CBD中国樽など14の金融本部項目、CBD核心区基礎設備項目、中国園林博物館などがこれにあたる。CBDの14の金融本部項目建設規模は174万平方メートルに達し総投資836億元。計画では2016年12月に完成。CBD核心区基礎施設はCBD核心区中央緑地及び公共地下空間BSからB5層を含み、建築面積約46万平米、総投資40億元。計画では2013年12月に完成。