私の献血はどこへ　4006012320で行き先確認

2月3日、北京市血液センター主任の劉江氏がラジオ番組「城市零距離」にゲスト出演した際、北京市で献血される血液一袋（200ml）には全て唯一のコードがつけられており、4006012320に電話すれば自分が献血した血が何処へ向かったのか確認できるのだそう。

劉江氏の説明によると、目下北京市の血液には一袋ずつ唯一のコードがついており、血液の流れがすべて後追い調査できるという。但しプライバシーの問題で、国際慣例に基づき、血液センターは一般に献血者に対しその内容は伝えないし、また血液が誰に渡ったか、輸血を受けた患者にも誰から献血されたものか、等情報は伝えられない。しかし献血者がもし自分が献血した血の行き先を知りたい場合は、先の電話に問合せる方法があるのだそう。

その他ネットユーザーから「無償献血がどうして有償使用されるのか？」という質疑が出て、劉江はこれに対し、「目下一袋の血の実際コストは360元。それには一部血液消耗、保管、運輸など費用が含まれる」と説明。つまり献血本体には価格はないが、血液は自動的にこの人の身体から次の身体に移せない。間には血の採取、化学検査も必要で、更に保管、管理、運輸にも経費がかかる。現在、臨床用血液一袋は210元と国家発展改革委員会が統一制定している。この価格はスタッフ給与は含まれておらず、実際に関係者が献血された血を輸血する際にかかる費用を計算したところ、実際は360元になるという。ならば親族同士で献血した場合、コストはかからないのでは？という疑問が沸いて来るが、親族間の献血も上述した情況同様、採血や化学検査など必要過程は避けられず、よって経費はかかるのだそう。