春節期間　博物館巡りで迎春

　春節期間、首都博物館聯盟に加入する40箇所余りの博物館であわせて70項目の展覧と活動が実施されている。

　首都博物館では龍年文化シリーズとし二大特別展覧を開催。一つは「祥龍瑞彩」。140組の古代龍文物を展示。龍の来源や発祥、脈絡を紹介すると同時に龍にまつわる民間物語を紹介。もう一つは「龍行天下一デザイン作品受賞展」。現代的な龍の形をしたデザイン作品100点を展示。

　国家博物館では『新疆古代服飾展』を開催。秦時代から明清時代まで4000年に渡る新疆古代服飾を展示。特にシルクロード考古学で新発見された90組の織物は一見の価値あり。また『中国古代経典絵画作品展』は、国家博物館新館が開放された後、始めて行われた古代書画展覧で、国家博物館が収蔵する絵画の中から「乾隆南巡図巻」、「聊齋図説」図を展示。至近距離で名作を鑑賞できる良いチャンスだ。その他、『小莽蔵蔵斉蔵清代学者法書展』、『韓美林芸術大展』が同時開催されている。

　孔子廟と国子監博物館では「我?的節日－中国伝統節日文化展」を開催。中国伝統祝日文化、祝日の習慣や知識を紹介。

　古代建築博物館では『中国古代建築展』を開催。北京古代建築館が改造されて初の一般公開陳列となっている。

　北京宣南文化博物館では迎接新春佳節とし、書法家による春聯作品展、民間芸術家による切り絵作品展、来館した観光客に「福」の字を送る文化イベントが実施されている。

　中国婦女児童博物館では「暢遊春節民族風」活動を実施。各民族の春節の過ごし方を比べた内容となっており、また少数民族の春節伝統ゲームを館内で行うなど趣向の違う春節の雰囲気が楽しめる。

　北京芸術博物館では「五福六寿賀新年－迎新春文化活動」を、老舎記念館は「春節・老舎・四合院－这就是京味儿」シリーズイベントを開催。