元旦より鉄道切符実名制　臨時証明書作成窓口に長蛇

元旦から全国鉄路実名制切符購入制度がスタートしている。一部乗客は切符購入の際に身分証明書提示が必要なことを知らず、駅構内の公安臨時身分証明書作成窓口には長蛇の列ができた。午後5時の時点で四大駅で発行された臨時身分証明書の枚数は970枚余り。実名制切符購入制度が始まる前と比べると約10倍に増えたという。とくに西駅が多く、500枚以上の臨時身分証明書が発行された。

昨日の朝一番、西駅の北広場切符売り場は切符を買い求める人で早くから混雑した。実名制切符購入で有効な身分証明書は各種あるが、パスポート等いわゆる中国人の身分証明書でない場合、受付職員が手で情報入力をするため、非常に時間がかかっている。

身分証明書を忘れてしまった場合、駅構内に設置されている公安窓口で臨時の身分証明書を作成してもらうことになる。窓口は朝9時半から受付開始される。臨時身分証明書作成は、切符を購入する本人でなければならず、氏名と身分証明書番号がきちんと口頭で言えなければならない。公安職員が必要情報をシステムに入力をすると、データがすぐにデータベースに保存され、切符購入者の写真と情報が画面に映し出される。公安職員はそのまま写真その他情報の内容確認を行い、一致すれば臨時身分証明書が作成され、切符も購入できる、という流れとなっている。