
今月25日、門頭溝区齋堂鎮に客運換乗中心(バス乗継センター)が正式オープン、運営を開始した。このバス乗継センターは敷地面積1.58ヘクタールで、等級は二級。一度に五十台の中型バスが停泊可能で、北京西部では最大、等級最高となる。これで齋堂鎮および清水鎮61行政村を繋ぐ13本のバス支線が開通、沿線の住民にとって便利な交通ツールが確保された。
門頭溝区は区の98.5%が山地。とくに齋堂鎮、清水鎮は北京最西部にあり、そこへ行くには高い山を越え道のりも遠く非常に不便な場所にある。住民にとって地下鉄1号線りんご園駅に向かうには、唯一892路バス(元929支線)しかない。このエリアを担当する交通局スタッフの話では、齋堂、清水の両鎮面積は合わせて741平方キロメートルもあり、東城区、西城区、石景山、海淀の四区を合わせた面積より広い。また山地の住民は散らばって住んでおり、一本のバス路線ではまったくカバー出来ないのが現実。
齋堂バス乗継センターの落成で、メイン路線がりんご園から直接乗継センターへ向かうようになり、沿線にある妙峰山鎮、王平鎮、齋堂鎮政府付近の村民は直接892路バスで家に帰ることができるようになった。また乗継センターから出る13本の路線は、例えば齋堂から馬蘭、齋堂から霊水、齋堂から燕家京台、齋堂から洪水峪、齋堂から双龍峡、齋堂から黄安陀、齋堂から洪水口、齋堂から小龍門、齋堂からcuan底下、齋堂から田寺、齋堂から向陽口、齋堂から張家鋪、齋堂から煤窩などとなっており、齋堂、清水など60以上の村の住民にとっても、乗継センターから直ぐに自分の村行きの車輌に乗換えできて便利になった。黄安陀線が毎日各1本となる以外、その他路線は毎日各2本から3本で運営され、運営時間も延長される。黄安陀線はこの村にとって初のバス路線開通にもなる。