昨日(27日)、十年の歴史を誇る酒工場を改造して作られた酒厂・ART国際芸術園(北京市朝陽区安外北苑北湖渠)が初公開された。これは現在開催されている2011北京国際設計ウィーク及び第一回北京国際デザイン三年展「設計之旅」の目玉ともなっている。
阿拉里奥(北京)芸術空間の館長である長金秀は次のように回顧する。彼は2001年にこの朝陽酒工場の空き地と建物をリース。当時は白酒を生産する大きな酒工場の敷地内にあり、それが今では大部分が芸術園区に変身した。2005年から本格的に専業会社が乗り込んでくるようになり、名前も売れだし、張暁剛、徐凍、曾浩といった大物現代アーティストがアトリエを構えるようになった。
2006年中央美術院卒業後、直接園区に入ってきたあるデザイナーは、酒厂・ART国際芸術園と798の最大の違いは、酒厂・ART国際芸術園は非常に静かで創作活動に適しているという。「もし今夜の活動がなかったら、ここは今頃眠りに入っているよ」。
百名近い参観者を迎えるため、園区は露天階段でマルチメディアを上演。園区内には専門の新メディア相互技術研究の会社「四分律」のよる視覚マルチメディア劇『偽象』が上演された。技術故障で公演は20分遅れ、上演効果も最初の想定には及ばなかったものの、出演者はバーチャルと現実を結合させた表現手法で素晴らしいパフォーマンスを披露、会場は常にシャッター音が耐えない空気となった。