この数年争議をよんでいた鉄道切符払い戻し手数料20%の案件が、今月25日から5%に引き下げられることが決定。鉄道部は、今月鉄道部門に三項目の便民措置の実施を下し、9月末までに、全国新幹線に対しインターネット乗車券販売を段階的に進めること、乗車券の買い求めが便利になよう鉄道部門は全国鉄路顧客サービスセンターの電話番号を「12306」に統一すること等が発表された。
京濾(北京―上海)高速鉄道二等座席の乗車券は555元。払い戻しをすると111元にもなる。これに対し鉄道部門の回答は「20%の基準は合理的」。一部消費者は「20%の払い戻しは普通乗車券利潤3%から5%より高く、乗客に対し不公平」というもの。他にも、払い戻しで手数料を取るなら、列車が遅延した際の賠償はどうみるのか、等意見が出ていた。
鉄道部門は昨日、9月25日から乗車券払い戻し基準を引き下げる決定を下した。新しい払い戻し規定は:発車前、払い戻し手数料は元の一枚につき乗車券額面20%から5%に引き下げ。払い戻し手数料は最低2元を徴収する、というもの。
これまで、京濾高速鉄道と京津城際の乗車券がインターネット上で購入できた以外、その他新幹線乗車券は窓口に行かねばならなかった。鉄度部門は、9月末までに、全国新幹線も段階的にインターネットでの販売を開始すると発表。鄭西高速鉄道、武広高速鉄道は9月20日から、広深、濾寧、濾杭、広珠、海南東環、成灌線新幹線は9月22日から、その他新幹線は9月20日から実施の予定。
更に、鉄道部門は全国鉄路顧客サービスセンターの電話番号を「12306」に統一。顧客サービスの流れとサービスレベルを更に規範化させる。乗客は全国顧客サービスセンター公式ホームページ(www.12306.cn)、電話「12306」等を通じ、列車ダイヤ、時刻、乗車賃、空席情報など情報を調べることが可能となる。また鉄道顧客サービスセンターは自動アナウンスサービス、有人オンライン、ホームページwww.12306.cn意見箱など方法から顧客のクレームや問い合わせ、建議など受理するとのこと。