一度絶滅が心配された北京特色果物「棗」がまた身近な秋の果物として復活してきている。懐柔橋橘鎮では第6回大棗文化祭を開催、「皇室貢棗」などたわわに実った棗を摘んで秋の収穫の喜びを体験しよう。
橋橘鎮は懐柔区西部に位置し、山の面積が広く、気候や土壌が棗が育つのに非常に適している地域。北京郊外は著名な「棗鎮」とされている。全鎮で良質な棗基地三万ムーを開拓し、冬棗、金糸棗など10種類を育てている。中でもオリンピック推薦果物に認定された「gaga棗」はこの鎮特有の伝統果物。形が子供のおもちゃの「gaga」に似ていることから命名されたそう。実が大きく肉厚があり、栄養豊富。味も濃厚で、明朝時代には皇帝への貢物になっていたそう。
今年は雨が多かったこともあり、橋橘の大棗生産量は150万キロを超える豊作となっている。Z全鎮あげて観光客向けに鳳歓、鳳迎など五大棗観光菜園を開放している。
大棗文化祭は9月6日から10月8日まで。期間中、新鮮な棗狩が楽しめるほか、聖泉山第4回中秋文化祭、重陽節、グースアンドダック秋娯楽祭、「ローカボン秋楽活健康」トレッキング、農産物展示販売、農家料理宴などイベントが準備されている。