
8月31日、八達嶺境界越え道路が正式に開通。この道路は風景区を横に貫くS216公路に換わり重要な交通機能となる。半世紀以上に渡り自動車が長城関城門トンネルを潜ってきた歴史もこれで終止符を打つ。
八達嶺境界越え道路の全長は7.27キロ。東は八達嶺林場に始まり、青劉橋と潭峪溝トンネルを潜り西北に折れ、長城(トンネル経由)を超えた後、潭峪溝を経由し南園に至る。八達嶺鎮南側営城子立体交差点でS216公路と接続し、終点は八達嶺輔線営城子村入口。
八達嶺特区責任者の話では、S216公路は1958年に開通して以来、八達嶺長城風景区の自動車の通り抜けに悩まされてきた。S216公路は京西北主幹道路でありながら、ちょうど八達嶺長城「北門鎖鍵」と「居庸外鎮」の二つの関城門トンネルを経由。1998年、八達嶺高速が未だ開通していない時期、この道路は河北や内モンゴルから北京に入る必須道路となり、今日も北京に出入りする一般車輌に、特に旅行車輌がこの道を走らざるを得なかった。
自動車が頻繁に走ることで八達嶺関城の二座の城門トンネルは激しい破損を受けてきた。その多くが大型トラックの衝突により形成されたもの。外にも騒音や排気ガスも長城保護に悪影響を及ぼしていた。
八達嶺境界越え道路は四年の月日をかけて終に完成。トンネル2つ、橋ひとつ、4000メートルの道路で構成され、場所はS216公路より南約2キロの位置。これで八達嶺核心風景区を回避する。9月1日0時から関城を中心に12.5平方キロメートルの長城核心風景区は正式に封鎖管理が実施されている。車輌の風景区通り抜けは完全に出来なくなっている。
更に封鎖管理の機会を利用し、八達嶺長城風景区の再開発が進められる。初歩計画として、八達嶺長城を軸に、東西二本の帯、放射線状周辺旅行文化産業集中区を形成。長城保護を前提に、八達嶺風景区は長城周辺の歴史古城を修復し、明清時代の風格を復元させる。
◎観光時の注意――風景区封鎖管理 ちょっと歩きます
第一歩、局部封鎖。封鎖管理の範囲は、東は八達嶺陵園駐車場から西はgun天溝駐車場入口となる。自動車の関城通り抜け禁止。観光客は風景区西部から風景区に入り、公共バスまたは旅行大型バスに乗りgun天溝口まで移動。自家用車の場合はgun天溝駐車場まで行く。そこから約5分ほど歩くと風景区に到着。Gun天溝駐車場が満車になると、黒龍潭駐車場、岔道西駐車場に誘導され、そこから風景区までピストンバスが出る。
風景区東から風景区に入る場合、公共バスまたは旅行大型バスで林場駐車場まで行く。自家用車の場合は八達嶺国家森林公園駐車場まで行き、その後徒歩で風景区まで移動。風景区東部の全駐車場が満車になると、旅行車輌は八達嶺境界越え道路を経由し東溝村出口まで行き、南園、八達嶺地税所を経由し右折した後風景区西部に入ることになる。
第二歩、110号国道輔路応急線、黒龍潭駐車場出口道路工程、岔道西平改立工程など完成を待ち、封鎖管理範囲を更に拡大。東は八達嶺境界越え道路と八達嶺国家森林公園駐車場交差点、西は京蔵高速八達嶺出口とS216公路の接続地点。
第三歩、2014年(計画)京張城際鉄路の開通後、gun天溝区域は風景区の重要旅行客集散地となり、二度と駐車場としては使用されなくする。この時、風景区外は新しい駐車場が建設される。