一千万元投資し観光地公衆トイレ改造

　今月12日、北京市旅遊発展委員会は、今年北京市は一千万元を投資し旅行観光地にある公衆トイレの全面改造すると発表。改造後の公衆トイレはホテル同様星でトイレ等級が示される。これは2008年オリンピク後初の大規模なトイレ改造プロジェクトとなる。

　今年北京市は八達嶺長城、故宮博物院、頤和園、天壇公園、北京動物園などにある53箇所の旅行観光地及び民俗旅行村62箇所の公衆トイレに対し、内装修繕を実施。うち5箇所のトイレは5つ星基準に、10箇所は4つ星基準に、37箇所が3ツ星基準になる。

　旅行観光地公衆トイレ改造は北京市政府2011年民事実行項目の重要項目になっている。今年年末までに旅行観光地公衆トイレ62箇所に対し拡張工事または設備のレベルアップをはかる。現在、このプロジェクトは政府財政の認可を得たところで、計画ではトイレ一個につき約30万元が投資される。

　改造計画の対象となった公衆トイレはいずれも前回の改造が5年以上前のもので、基礎施設が老朽化していたり、男女のトイレ数の比例が合わなくなったなど問題を抱え、早急に昇級が必要と判断されたもの。既に62箇所の公衆トイレは着工しており、予定では今年年末までに完成。