「唐風―脉――ゴン[gong エ・凡]義窯陶器芸術展」が8月18日まで北京芸術博物館にて開催。北朝、隋代、唐代の青陶器、白陶器、絞胎、顔色釉陶器など147点を展示。中でも唐三彩、唐青花は一見の価値あり。
中国北方で陶器製造が始まったのは6世紀初めごろ。ゴン義窯はこの時期を代表する窯。ゴン義は河南省に属し、古代ゴン義地区窯の総称。とくに黄治窯と白河窯が有名。ゴン義窯は漢に始まり、北魏で発展し、隋で成熟、唐で旺盛を奮い、宋金で廃れた。ゴン義窯は中国陶器史上でも有名で且つ重要な位置にあり、窯に入れて焼く青陶器や黒陶器だけでなく、早期に白陶器が生んだことが大きい。世界の陶器発展の基礎になっていると言っても過言ではない。
北京芸術博物館は西三環北路万寿寺の中にあり、この数年率先して「元青花陶器文化展」、「毛家湾陶器芸術展」など中国陶器シリーズ展覧を開催している。
◎北京芸術博物館 海淀区西三環北路蘇州街万寿寺14号