延慶で一足早く端午節

　延慶県夏都公園水面に、紅色と緑色の布で装飾された龍船が入水、一足早く端午節イベントの序幕が行われた。今年の端午節活動は、従来の観光客は見学だけ、というスタイルを一転させ、体験型イベントが盛りだくさん。

　端午文化イベントは5月21日から6月6日まで約半月にわたり開催される。期間中、伝統的な龍船によるボート競技の再現だけでなく、粽包み、文芸演出以外、無形文化遺跡展示や交流など20項目のイベントが展開する。湖北来鳳からはbai手舞、zi帰の峡江号子、内モンゴルの呼麦（ホーミー）、北京覇王鞭など地方色の濃い無形文化遺産演出が端午文化祭開幕式にて続々と紹介される。民俗演出鑑賞だけではない。実際に獅子舞や龍踊りに参加するチャンスもあり。更には民俗食品手作りコーナーや、地方料理試食、南北端午文化発展講座なども準備されており、身近に端午節の文化について学べる良いチャンスとなっている。

　今年の延慶の端午文化祭は『端午農家楽』をテーマに農村民俗村での活動も多彩。延慶鎮、井庄鎮、八達嶺鎮、千家店鎮、張山営鎮、大庄科郷など郷鎮で、端午節の習慣である、門に蓬やもぐさをかける慣わしや、雪洞を掛けたり「午臨帖」を張ったり、粽を作ったりといった風習を再現、体験させてくれる。多彩な田舎旅行を楽しめそうだ。